「でも・・・」
「だけど・・・」
いろんな人と話をしていると意外と使っている言葉だと思う。
ボク自身も気が付くと使ってしまう。
相手の話を聞き終えて真っ先に出た言葉が「でも・・・」とかね。
「でも」
<blockquote>1 前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。にもかかわらず。それでも。しかし。「がんばった。―負けた」「その時は風邪ぎみだった。―私は休まなかった」
2 前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。しかし。「試験に落ちました。―、勉強はしたんですよ」</blockquote>
「だけど」
<blockquote>[接]前に述べたことと相反することをいうときに用いる。そうではあるが。だけど。だけども。だけれど。「話はよく分かった。―承諾するわけにはいかない」</blockquote>
結局のところ両者とも否定のニュアンスがある為、聞き手にとっては「自分の意見を否定された」あるいは「自分の意見を聞き入れる意思が無い」と感じてしまう事もある。
自分の意思や気持ちが強い人、所謂「我の強い人」であればあるほど、ついつい使いがちな言葉かもしれない。
心理学的に人は「他人の言葉をまず否定して聞く。」と言う話があるらしい。
確かに思い当たる節は多々ある。
おそらく読者の皆さんもそうだと思う。
いかに温和に言ったところで結局のところ否定しているまたは聞く耳が無いと言うのが「でも」「だけど」といった言葉で露になっている事は良くある。
ボクは話している相手がそんな人だったら少なからず会話に退屈してしまうし、話を続ける気持ちも失くしてしまう。
仕事上で「でも」「だけど」が多発してしまうと、上司や部下・同僚となんて事無い内容でももめる結果となったりもする。
じゃあどうすれば良いのか?
ボクはものすごくシンプルな事を実践しました。
相手の話を聞く。
まずは、深呼吸をする。
そして、相手の考えを尊重して相手の意見を理解した旨を伝える。
その後、自分の考えを述べる。
ようするに・・・
「○○ですよね。」
と相手の意見が終わったところで、
「確かにそうですね。(あるいは「そういう考えもありますよね。)」
「私は(ちょっと違って)こう考えているんですが・・・」
といった具合に容認しつつ否定するみたいな感じにすると、相手も笑顔で議論に乗ってきたりこちらの言葉を肯定的にとらえてくれるようになったりします。
ま、ケースによって違うし相手によっても違うので絶対では無いけれど、少なからずこういった意識をするだけで、自分を含めて多くのことが変わったりします。
そうやって意識して人の話や行動を見聞きしているとちょっと面白いモンですよ♪
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