顔。
顔にはその人の生きてきた過去が滲み出る。
その人の背負っているものがふとした瞬間に現れる。
ボクの顔は?
どんなに明るく振舞っていても心の中に潜む暗い闇があるらしい。
それに本心はとても臆病で自信が無いのも出ているようだ。
実際、その通りだと思う。
その部分には自覚もあるし、自分自信にとっては時に持ち味でパーソナル要素の一つだと認識していても社会的にはとても忌み嫌われる要素である。
だからボクのこの要素を知る人間は殆んどいない。
公の場では、悟られまいと真逆の行動をとる事が当然となっているし、仲の良い友達でもボクのどの部分がそうなのか?と理由付けが出来る人は限られている。
会社でもプライベートでも基本的な理論思考も行動原則もボクは変わらない。
別にペテン師でもないし、そもそも自分を取り繕うのが苦手でもあるし、人を騙すのも嫌いだ。
だけど、心が押し潰されそうでも笑ってみたり、一人の世界に入りたいときでもわざと周囲を気遣って話す事も度々ある。
そのシチュエーションでそういった行動が出来るのが、本来の自分のパーソナル要素だと自分に言い聞かせながら。
今となっては、無意識にそんな行動も取れるから見抜ける人は本当に少ない。
それに今の社会だとこちら側から説明しようとしても理解しようとする人間も皆無に近い。
だからボクの表情から内心を全て読み取られた時の驚きはかなり大きかった。
あまり自分の顔をマジマジと鏡で見る習慣が無いから、他人に悟られるくらい表情が出ているとは思わなかったし。
顔って怖いね。
やっぱりもうちょっと自分の気持ちにしっかり鎖付けないとな・・・。
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