人には何事にも変えられないモノがある。
誰だってそんなものを持っているし、誰だってそんなものを捨てることを余儀なくされる。
その価値が理解できるのは当人しかいないし、周囲の人は驚く程、その価値に興味も抱かなければ、捨てることを強要する。
おそらく多くの人が無意識でそれをやっているのだと思う。
結局のところ偽善者でしかなく、他人事の時は「うんうん。大切だね。」と共感のそぶりをしながら自分が巻き込まれたら「みんな我慢してるんだ。」と切り捨てる。
それに耐えかねた人や捨て切れない人達は、肩を落としながら、それでいて胸を張って去って行く。